90年代、BLURやOASISを中心にムーブメントを起こしたブリットポップの波、その時期にタイムトリップしたかの様なサウンドに耳を持って行かれるのが“Escape Act”。どことなくUS出身の“Superchunk”をも彷彿とさせる様ないい意味での軽さとポップさは、新世代のブリットポップ色をも醸し出している。
2006年4月に結成され、1stシングル「God Says」は2008年の6月に限定盤としてリリースされたばかり。全体的にいい意味での緩さとフレッシュさを兼ね備え、どことなく頼りないヴォーカルがやたらと耳に残りやすい一曲。「Laid Open」はリフ、メロディーライン全てに“Escape Act”らしさを感じる一曲。一度聴いただけで脳裏に焼きついて口ずさんでしまえるのがキャッチーさをも証明している。
インストでは突如轟音ギターを掻き鳴らしメリハリを持たせながらも、どこか安心出来るサウンドを響かせ、いい意味でブリットポップという枠組みを破壊せずに楽曲を作りあげている。マイブラをも彷彿とさせるメロディーラインも垣間見れたり、90年代、ブリットポップを謳歌したリスナーの心には、“Escape Act”のサウンドはストレートに響くはずだろう。「S」
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(文:磯山みゆき)
UK-Japan 2008 WEBサイ
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